2020-07-25 「大丈夫だよ。繋がってるから。」 ~フィリピン・セブ島のスラムにおける緊急食糧支援 国際協力NGO 新型コロナウィルス 海外ボランティア・国内ボランティア・復興支援 SDGs セブ フィリピン 世界では今/国際情報 国内外の社会問題 貧困・スラム 先日、NGOの現地事務所前にて、周辺スラムの人々への、食糧支援を行いました。新型コロナウィルスの感染状況が落ち着かず、未だ、世界最長のロックダウンが続くフィリピンにおいて、もう四ヵ月半に渡って、仕事もなく、疲弊した生活を送り、スラムの人々は、飢えに苦しんでいます。ロックダウンが始まったのは3月中旬です。日本では、学校の休校要請はもう出ていましたが、まだ休業要請とかの前で、自粛もどこか緩く、人々の意識も、それほど緊迫感のあるものではありませんでした。その頃から、ここフィリピンではロックダウンが開始され、休校・休業、そして集会の禁止、外出や行動の制限または禁止、等の措置がとられました。初めは、自分も様子を見ていました。日本のように国民全員10万円なんてありえないですが、政府からの食糧配給とかもありました。しかしそれは、地域によって差があったり、また、想像以上にわずかなものでした。しばらく耐えれば、、と思っていたのですが、ウィルスの感染状況は一向に収まらず、むしろ酷くなる一方で、いよいよ状況が酷くなり、貧困層の人々からの、飢えに苦しむ訴えが増え、「もう限界」だと判断し、NGOでも支援に動き出しました。「これはただの貧困への支援ではなく、災害とかへの緊急支援と同じ」と、位置づけ、緊急の食糧支援や炊き出し等を始めました。もちろん緊急の支援ですので、資金はすぐには用意できず、とりあえずは、日本政府が自分にくれた(まだその時は実際には手にしていませんでしたが)例の10万円から、という感じで、支援活動を始めました。その後、クラウドファンディングや、支援者のご協力も頂き、今現在も、支援活動を続けられています。ただ、それでも、支援活動を始めた当初は、こんなにも長い間、状況が落ち着かないとは思っていませんでした。(例えば日本もヨーロッパも、もう通常の生活への道を模索しているように。)しかし、現実はより厳しいものでした。悪化する現地の状況に対し、当初の予定よりも、より手厚く、また長期の支援が必要になっており、現地のスラムの現状は、本当に酷いものとなっています。NGOでは、いくつかの地域で、食糧配給や炊き出し等の支援活動を行っていますが、先日実施した、この地域での支援活動は、今回が2回目になります。今回の支援活動には、現地の日本法人が、協力してくれました。このように、たくさんの方々のご支援・ご協力により、NGOの支援活動を継続することができています。本当にたくさんの方々にご協力を頂き、こうして今も、その思いとご支援が、スラムの人々の命を支えることができています。現地の人々みんな、心から感謝しています。こんなにも厳しい状況のなか、それでもこうやって、多くの支援者のあたたかい気持ちと繋がり、そしてその思いを感じながら、みんな、なんとかこの惨状を耐え忍び、せいいっぱい生きています。本当に、本当にありがとうございます。人々の生活が平穏に戻るにはまだまだ時間がかかるでしょう。また、NGOの支援活動も続きます。現地の方々と協力しながら、もう一度、安心した笑顔のあふれる日々を迎えるために、これからも、今できる限りの支援を続けていきます。日本も、思ったより感染状況が改善せず、気が付いてみたら、人々の間に、すっかり自粛ムードが根付いています。フィリピンでもそうなのですが、おそらく多くの国が、その程度の差こそあれ、日本と同じように、感染抑止対策と経済活動再開への調整にせめぎ合いをし、試行錯誤しながら、出口戦略を探っています。答えはわかりません。専門家やコメンテーターが好き勝手なことを言っていても、現時点では、本当の答えは、誰にもわかりません。何をどう信じて行動すればわからない現状の中、それでも我々は、今、自らができる最善を尽くすしかないと思います。周りとの意識の差を嘆いたり非難しても何も変わらないし、結局は、自分が気を付けるしかないようです。世界は今、新型コロナウィルスの影響を受け、地域・国によって様々な現状があり、それぞれの対策をとっています。(何もせずに感染者が増え続けている国もありますが。)しかしすべてに言えることは、ひとりひとりの意識が大切だということです。そして、周りの人を思いやり、気遣う気持ちと行動が、その国を救う道へと繋がるのだと思います。いえ、本当は、国とかそういうのは関係なく、世界中の人々が、状況や思いを分かち合い、支え合う、そんなふうになったらいいな、と思います。なにはともあれ、皆さま、あらためて、日々の生活に適度な注意をしながら、自ら、そして周りにも目をやり、気を付けて、くれぐれもご自愛下さい、、、 yumekake.com yumekake.com** ** ** ** JOHNです。よろしくお願いします。 海外のことや日本のこと、世界の現実、経済や政治、ポエムまで、いろいろ書いてます😅 もしよろしかったら、読者登録、スター、 シェアお願いします🙂 自分は、国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」の代表を務めています。(詳しくは下記「自己紹介・NGO連絡先」リンクをご参照お願い致します。) あ。「YUMEKAKE」というのは、NGOの活動のプロジェクト名(YUMEKAKE PROJECT)です。世界の子どもたちの、笑顔と希望と夢の架け橋になりたい、という意味です。 このブログでは、国際協力活動を通しての視点で、海外また国内の、様々な問題や出来事、スラムや難民キャンプの人々の生活、NGOの活動の様子等を、時に真面目に、深く、時にゆるく、書いていきたいと思います。 そして少しでも、皆さまに、世界の様々な現実を知ってもらえるきっかけを届けたいと思っています。 今後ともよろしくお願い致します。 ※NGOの活動にご関心のある方は、お気軽にお問い合わせください。 【 国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」】 ” ただ与えるのではなく、共にわかちあう支援を ” hopehalohalooasis.wixsite.com yumekake.com