スラムの片隅から世界を、、【YUMEKAKE/JOHN's diary】

国際協力活動のなかでのマジメな話からゆる~い話まで/海外から日本から

「いつかきっと、この世界を変える日が、、、」 ~街の片隅で静かに沈む、ホームレスのおばあさんの、哀しく、でも深い眼差しが、見据えるものはなんだろう、、、

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下記の動画は、NGOで支援を受けて学校に通っている、フィリピンの高校生が作りました。
(その動画に、自分が日本語の字幕を入れました。)
もしよかったら、見て下さい。
https://youtu.be/wL4pHZPkXnI

ここは、フィリピン・セブシティです。
ロックダウンの下、経済活動は止まり、人々の生活は困窮しています。
もちろん、路上生活者にとっても、です。

ここにはたくさんのホームレスの方々がいます。
きっと様々な理由で、家や家族を失い(もしくは生まれた時から)、路上生活になってしまったのでしょう。

社会的に一般の生活をしている人たちにも支援が満足に行き渡らないのに、 ホームレスへの支援は、行政からほとんど忘れられています。

いつの世も、結局、弱者は社会から切り捨てられてしまいます。

おそらく近隣住民の善意と助けでなんとか生き延びているのでしょう。

生き延びていられているのなら、です。

この動画を撮った彼女は、お米の配給を取りに町に出てきました。

その帰り道、ひとりの足の悪いホームレスのおばあちゃんに会いました。

おばあちゃんは、とても辛そうで、立つことも歩くことも困難です。

今貰ったお米を分けてあげようかと思ったのですが、家も調理器具もないホームレスのおばあちゃんに、お米をあげても仕方ないと気付いて、 少し持っていた自分のお小遣いで、近くのスーパーで、食べ物やミルクを買いました。

ほんの少しでも、何か助けになったら、と。

そして、おばあちゃんのもとに行き、話しかけました。

「おばあちゃん、何か私にできることはある?」

ー「助けて」

「何を助けて欲しいの?」

ー「足を治す薬が欲しいわ」
ー「そして、何でもいいから助けてほしい」

「うん、、」

ー「ありがとうね、、」
ー「私は、エレナ・デラセルマよ」

「わかったわ、おばあちゃん」
「ありがとね、、、」

彼女はまだ高校生です。
そして、支援を受けてなんとか勉強を続けています。
彼女自身もわかっています。
自分には今、大きな助けができることはできず、この冷酷な世の中に対して、何かを変える力なんてないことを。

でも、彼女のような、思いやりが、 それはたとえとても小さな助けでも、その優しい気持ちが、

ひとつひとつ繋がって、

いつか、

この世界を変える日がくることを、 信じています、、、


yumekake.hateblo.jp
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JOHNです。よろしくお願いします。
海外のことや日本のこと、世界の現実、経済や政治、ポエムまで、いろいろ書いてます😅
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自分は、国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」の代表を務めています。(詳しくは下記「自己紹介・NGO連絡先」リンクをご参照お願い致します。)
あ。「YUMEKAKE」というのは、NGOの活動のプロジェクト名(YUMEKAKE PROJECT)です。世界の子どもたちの、笑顔と希望と夢の架け橋になりたい、という意味です。

このブログでは、国際協力活動を通しての視点で、海外また国内の、様々な問題や出来事、スラムや難民キャンプの人々の生活、NGOの活動の様子等を、時に真面目に、深く、時にゆるく、書いていきたいと思います。 そして少しでも、皆さまに、世界の様々な現実を知ってもらえるきっかけを届けたいと思っています。

今後ともよろしくお願い致します。

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