スラムの片隅から世界を、、【YUMEKAKE/JOHN's diary】

国際協力活動のなかでのマジメな話からゆる~い話まで/海外から日本から

「今こそ、心の銃を自分に向けろ」 ~新型コロナウィルスが蔓延する世界。同時に様々な動きが。そして日本、、この平和な国は、やはり何か大切なものを見失っていないか?

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IS... 日本ではすっかりイスラム国なんていう、ムスリムに失礼な名前が定着してる、、、

を、覚えてますか?

一時期、誘拐や残酷な処刑やテロで中東を中心に猛威をふるっていたが、

今やすっかり、、、なんだけど、

まったく消えてたわけじゃない。

イラク、シリア、エジプトなどで、今、また、ちょい派手なテロや戦闘行為を行っている。

以前のように、「国」なんてとうてい呼べない、何1000人というレベルでの活動になってはいるが、

かといって、ちょっとしたゲリラレベルや、多くのイスラム過激派よりは、まだ威勢を保っている。

アメリカを中心とした有志連合に討伐され、確かに、勢力は弱まった。

いや、しばらくの間、ほとんど消えてたっていってもいいくらい。

それくらい、世界の報道シーンには登場してこなかった。

じゃあ、どうして今?

そう、新型コロナウィルスだ。

アメリカやヨーロッパが、今、中東のテロ対策どころじゃないのはわかると思う。

そして、中東の国々ももちろん、それどこじゃあない。

治安部隊は、ロックダウンの管理で大変だ。

感染がそれほど爆発してない日本だって、「どうしてその方案をこんな大変な時期に?」なんて、なぜか芸能人が大騒ぎするくらいなんだから。

そうやって、締め付けや戦闘配備が緩くなったところにつけこんで、今、またISが息を吹き返そうとしてる。

もちろん以前ほどではないが、少なくとも、注目を集めている。

今後、コロナウィルスで仕事を失ったり、心が病んだりしてしまった人々が、もしかしたら、ISに参加しようとするかもしれない。

社会の閉塞感が、テロ勢力への参加を促すかもしれない。

そして、たとえ規模は縮小されても、中東の国々に、またあの悪夢が蘇るかもしれない。

そう、コロナ以後の、新しい世界秩序に、またISが登場する可能性が、

少しだけど、出てきた。

イラク政情不安やシリアの終わらない内戦、そしてこのウィルス騒ぎ、

そこにつけこみ勢力を拡げようをするIS、、、

こんな一見、単純な構図が今、描かれようとしてる。

が、

もちろんISにだって、コロナは襲う。

それも確かだ。

じゃあ、同じこと?

いや、

でも、きっと違う。

少なくとも、テロ集団は、STAY HOMEはないだろう。


というか、今までずっとずばらく、山とかに隠れていたらしい。

このチャンスに、STAYから動き出した。

それほど大きい動きではなくても、

世界のいくつかの地域で、誘拐やテロの危険が喚起されている。

経済が停滞している今、そのようなテロ集団だって、やっぱり苦しいのだ。

さっきチャンスと書いたが、それだけじゃない。切羽詰まって、という面だってある。

誘拐で身代金を稼ごうにも、カモになる外国人ジャーナリストもいなければ、自爆テロしても、カフェも博物館も閉まってる。

街に人がいないのにひとりで自爆しても仕方ない。

しかし、

今、世界では、特にヨーロッパでは、少しずつロックダウンが解除され、街に人が出始めている。

そして、頭の中はコロナウィルスでいっぱい、また、ロックダウンが緩み、人々は開放感に浸り、油断してる。

テロの危険なんておそらく忘れてる。

だって、ずっと、まるでテロみたいな、いや、それ以上に恐ろしいウィルスと戦ってきたのだから。

ロックダウンがだんだん解除されていく街と、

むりやり息を吹き返そうとしてるイスラム過激派、

このタイミングが合ってしまっているのが、不気味だったりする。

そして、

その絵を描いているのは、今度はウィルスではなく、「人」だ。

あ。この新型コロナウィルス騒ぎを描いたのも人かもだけど。

どちらにせよ、

コロナの後に訪れる世界は、人々の意識で、変わっていく。

ずっと静かだった街に、また爆弾の音が響くのだろうか?

今度はあきらかに、ヒトの意思によって。

人間って、

学ばないよね。

たぶん、新型コロナウィルスによる、この危機で、人々は多くのことを学んだと思う。

それを未来へとつなげていこうともすると思う。

でも、反面、

むりやりまた以前の状況に戻そうとする力もある。

それは、どう転ぶのだろうか?

今度は、決めるのは、ウィルスじゃない。

うちら、自身だ。

人の意識だ。

そして、日本。

今書いたISなんて、前もそうだったように、日本人にとっては他人事だろう。

べつにそれならそれでいい。

さすがに今すぐ、イスラム過激派が日本でテロを起こす余力はなさそうだ。

じゃあ、いいじゃん。

て?

でもさ。

公式では、ひとりも感染者がいない国がすぐ隣にいる。

たぶんだけど、よほどのミラクルがなければ、その国は、公式発表とは裏腹に、コロナが蔓延し、前以上に人々は疲弊していると思う。

経済もボロボロだろう。

そして、ISと同じように、切羽詰まったその国は、何かを起こすかもしれない。

それならやはりそれもこのタイミングだろう。

アメリカがまた動き出す前に、だ。

そう、またミサイルが飛んでくるかもしれない。

北朝鮮

から。

ただ、いちおうまだホットラインは残ってるはずのトランプさんが、

大統領選前に余計な騒ぎは起こすなよなってプレッシャーをかけてるかもしれないけど。

アメリカも今、それどこじゃないんで、どこまで北朝鮮を抑える余力があるかわからない。

いちおう、日本も、隣からまたチョロっとなんか飛んでくるのは覚悟しといた方がいいかもしんない。

あ。

ISの話は、ちょっとふれとくくらいで、

本題は、ここ数日でNGOがフィリピンのスラムで行った配給活動について書こうと思ったんだけど、

長くなっちゃったんで、また次回表情嬉しい汗

テロもそうだけど、

そんな、NGOで支援活動をしてる、スラムの飢餓も、

この新型コロナウィルスが、本当に世界に様々な影響を与えてる。

今まで皆が注目してなかったようなネガティブな問題を、浮き彫りにしようとしてる。

そして、今、

疲弊した社会は、その様々な問題に、対処する余力がなく、

もっともっと闇を深くしてしまっている。

少なくとも、

例えばテロに巻き込まれた一般市民や、

飢えに苦しむスラムの人々が、

切り捨てられてしまうような、社会であってほしくない。

そんな人々の心であってほしくない。

自分のことでせいいっぱい。そんな余裕なんかない。

かもしれないけど、

やっぱり、思いやりや優しさを忘れないでいたい。

べつに、世界がどうこう、なんて言わなくても、

日本だっていろいろたいへん。

自分のことは自分で守んなきゃだけど、

それと、宅配便の人に除菌スプレー吹きかけるのは、なんか違うよね?

自分の都合のいいようにしか物事を考えず、自分だけの価値観で、相手を傷つける。

それは、テロと一緒だよ。

「自分が正しい」なんて、自分が思ってるだけ。

飢えだのテロだの戦争だの、ピンとこないならぜんぜんOKなんだけど、

極端に言えば、その命を奪う行為や、弱者を切り捨てる意識は、

今、どこかの誰かが、自分のために、もしかしたら自分で頼んだ、荷物を運んでくれた相手に、

感謝の気持ちもなく、思いやりのない行為をする、そこから繋がるものかもしれないよ。

その除菌スプレーは、相手の心に突き刺さる銃弾かもしれない。

なんか、支離滅裂な話でごめんなさい。

こんな暗い雰囲気に包まれた社会のなかで、

それでもきっと、みんなの心が、

価値観の違いという銃弾で、穴だらけになってしまわないよう、祈っています、、、

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JOHNです。よろしくお願いします。
海外のことや日本のこと、世界の現実、経済や政治、ポエムまで、いろいろ書いてます😅
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自分は、国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」の代表を務めています。(詳しくは下記「自己紹介・NGO連絡先」リンクをご参照お願い致します。)
あ。「YUMEKAKE」というのは、NGOの活動のプロジェクト名(YUMEKAKE PROJECT)です。世界の子どもたちの、笑顔と希望と夢の架け橋になりたい、という意味です。

このブログでは、国際協力活動を通しての視点で、海外また国内の、様々な問題や出来事、スラムや難民キャンプの人々の生活、NGOの活動の様子等を、時に真面目に、深く、時にゆるく、書いていきたいと思います。
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